腰は体の要(かなめ)です
現代人の悩みのひとつ、といっても過言ではないであろう“腰痛”。腰は文字通り“体の要(かなめ)”なので、腰が悪いと精神的にも肉体的にもツラいですよね。そんな腰痛の主な原因が「ストレス」にあるということが最近になってようやくわかってきました。
日本整形外科学会の診断指針によると、腰痛の正しい治療方法は以下の様に定められます。
学会で認められた「腰痛」の正しい治療方針
※日本整形外科学会、日本腰痛学会などによる、診療指針より一部抜粋
強く推奨 | 3ヶ月以上痛むなら | ・抗不安薬 ・ストレッチなどの運動 |
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1ヶ月以上痛むなら | ・考え方を変えて、行動を変える | |
推奨する | 1ヶ月以上痛むなら | ・抗うつ剤 ・脊椎固定の手術 |
3ヶ月未満の痛みなら | ・温熱療法 | |
推奨しない | ・安静(ヘルニアや骨折など明らかな原因がない場合) | |
根拠なし | ・1ヶ月以上痛むときは、マッサージは根拠なし |
3ヶ月未満の痛みであれば、温熱療法が推奨されています。一方で、1ヶ月以上も痛みが続く場合には「抗うつ剤」の服用や「考え方を変えて、行動を変える」、3ヶ月以上の痛みであれば「抗不安剤」の服用を強く推奨するなど、精神面での対策も奨められています。
それはなぜか。まず、慢性的なストレスを感じることで“痛みを抑える脳内物質”である「ドーパミン」の分泌が減少します。痛みを抑える力が弱くなると当然“痛みが強く”なります。
そして、痛みが強くなればなるほど痛みをガマンすることに気を使う様になり、このストレスでドーパミンの分泌がさらに弱くなることで“腰痛の慢性化”が成立してしまうのです。
腰痛の治療には心のケアが必要不可欠
椎間板ヘルニアの痛みの3分の2は“心の問題”が原因という調査報告もある様に、ストレスと痛みには切っても切り離せない相関関係がある様です。
私たち、やまなか整骨院でも、患者様の体のケアはもちろん、少しでもストレスを緩和、リラックスしていただける様、スタッフ一同努めて参ります。